炭酸飲料に含まれている炭酸は、栓を開けてしまうと自然と空中に抜けていきます。またPETボトルの場合は栓をしていても徐々に抜けていくことが分かっています。
一般的なボトル詰めされている炭酸水の炭酸ガスの濃さは、開封直後で十分冷やしたものがいちばん高濃度です。温度が高かったり、揺らすことで早く抜けていきます。見た目でぶくぶく泡立たなくなっても炭酸ガスがゼロにはなりませんが、炭酸水の恩恵をより効果的に受け取りたいときはなるべく炭酸ガスが濃い状態で利用するのがおすすめです。
また、最近では炭酸水の使用用途が広がり、常温で使用されることも多くなってきました。そのため常温(25℃前後)で炭酸水を開栓する機会も増えてきましたが、その際の注意点として、ゆっくり開栓してください。温度が高いと水に溶けている炭酸ガスが気体中に抜けようとするため、液が噴きこぼれたりすることがあります。そのため常温での開栓時は特にゆっくり液の状態をみながら開栓するように心がけてください。噴きこぼれそうになったら栓を閉めて、またゆっくり開けてと繰り返したら噴きこぼれないで開栓することができます。